左下第一大臼歯、虫歯が大きく、頬側が腫れています。
プローブで診査すると、鵺度の分岐部病変が認められます。

根の中(根管内)が感染していても、重度歯周病と似たレントゲン像が見られます。
今回、歯石の沈着も認められますが、根管内の感染によるものと判断して根管治療のみを行って、歯周病治療は行わず歯周組織の変化を観察することにしました。

遠心根根尖病巣は消失したみたいですが、分岐部病変がわずかに残存しています。

(つづく)
左上の前装冠の中の虫歯(二次カリエス)が大きく、被せモノが脱落してきました。
歯ぐきの下まで大きく虫歯が進行しています。

被せものを外すと、健康な歯質がほとんど残りませんでした。
矯正治療によって引っぱりだすことにしました。

矯正治療で、歯根だけでなく歯槽骨、歯肉も同時に挺出されるので外科的な修正を行いました。

全体を漂白したあと、今回、陶材焼付鋳造冠(PFM)を用いて修復しています。陶材焼付鋳造冠ですので、マージン部分にメタル色がうっすらと透けてしまいます。左上は今後、もう少し白くしてもいいかもしれません。

この症例は、歯肉が非常に薄いタイプであること、挺出後の歯ぐきの形態(スキャロップ)、ラインをそろえること、挺出後の歯根径を補綴物でカモフラージュすることがポイントだったと思います。
技工士さんのアリヨシさんが大変に尽力してくださいました。

昔は、こんなプレート・タイプのインプラントを
入れていたんですね〜
20年くらいもってるみたいです。
まだまだ、びくともしていませんでした。
すばらしい腕だと思います。
でも、このプレート・タイプは、ものすごく難しそうです。
私には絶対に、無理って思います。
40歳前の男性です。
左上のブリッジを他院でセットしたばかりです。
いてもたってもいられないから、ブリッジを外してほしいとのことでした。

いままで、ほとんど虫歯の経験がないようですが、左側だけ沢山の治療を経験しています。

下もほとんど治療経験がなく、左側のみ1本神経の治療を受けたことがあるようです。

この方は、本当に虫歯が原因で、神経の治療を受け、その後複数の歯をなくしてブリッジをすることになったのでしょうか?
なかなか信じられないかもしれませんが、本当は噛む時に働く筋肉や、顎の関節が痛いのに、『歯が痛い』と感じてしまう場合があります。その時、以前の治療を掘り返しても、神経を抜いても解決しません。
顎関節症が原因である場合、解決を急ぎすぎると、しなくて良い治療を何度も繰り返したり、抜かなくてもいい神経をとったり、抜く必要のない歯を『もう、たまらないから抜いてくれ!』と、抜いてしまうというケースが心配されます。
既に、NobelGroovy,NobelSpeedyは発売されましたが、骨質充分の下顎臼歯部だったので、通常の4,3mm径、13mm長のリプレイスセレクトインプラントを埋入しました。
下歯槽管が近くに位置していたので、少し緊張しましたが、ガイドサージェリーのため納得のいく結果を得ることができました。
かなり高価ですが、ガイドサージェリーは欠かせなくなってしまいました。

2月に抜歯即時埋入にて、インプラント2本埋入しましたが、手前の1本のインテグレーションが不完全になってしまったので、途中撤去しました。
今回、リカバリーの再埋入です。
失敗の原因は、サージカルガイド発注の間に、歯根破折がおこって感染が広がってしまったことだと思われます。ヘミセクションで遠心根のみ残存だったので、問題ないと判断したのですが、結果、半年以上も終了時期がおしてしまってご迷惑をかけることになってしまいました。
もともと残っている歯槽骨の高さに差はありますが、理想的に埋入でしたと思います。
アストラ、4mm径、11mm,13mm長
。
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